よくわかる!「原寸印刷」への道!

コンビニ同人誌プリント最大の難関「自動縮小」

コンビニ同人誌プリント最大の難関「自動縮小」

マルチコピー機ではフチなし印刷はできず、印刷面の四方に余白(上下左右5mm)が入ってしまいます。そのため印刷可能な領域は紙全体からこの余白分を取り除いた領域になります。これまでは、多くのプリント機能でこの領域にぴったりに印刷するように自動で拡大縮小していました。
また、画像データ(JPEG,TIFF)は「縦〇〇mm×横〇〇mm」という印刷した場合のサイズの情報を持っていません(わかるのはピクセル数のみです)。そのためマルチコピー機では、印刷領域にこの画像が全て収まる、最も大きなサイズになるように拡大縮小して印刷しています。*1

このような自動の拡大縮小は原稿をきちんと印刷するための工夫なのですが、特に自動縮小印刷は、イメージ通りに印刷できなかったり、アミやグラデーションのトーンはモアレやつぶれの原因になってしまったりするなど、同人誌プリントにはマイナス面も多く、「自動縮小されるのでマルチコピー機を同人誌に使うのはちょっと…」「自動縮小しないようにして!」
などのご意見をたくさんいただいていました。

こうした声を受けて、このページでは自動縮小されずに原稿を原寸で印刷する方法について解説します!

*1 文書データ(PDF/XPS/DocuWorks)は文書サイズの情報を持っており、その情報を利用して印刷します。

マルチコピー機での「原寸印刷」のやり方教えます!

普通紙プリント・はがきプリントでは「ちょっと小さめ」設定のOFFでカンタン

普通紙プリント・はがきプリントでは「ちょっと小さめ」設定のOFFでカンタン

普通紙印刷・ハガキ印刷については、【ちょっと小さめ】の設定からプリント時の自動拡大縮小のする・しないを選べるようになりました。「ちょっと小さめ」項目の[しない]を選択すれば、指定したできあがり用紙サイズで印刷されます!*2
なお原稿サイズができあがり用紙サイズと異なる場合はできあがり用紙サイズに合わせて拡縮されますのでご注意ください。

*2 印刷面の上下左右におよそ5mmの余白が入ります。

小冊子機能ではテンプレートを使って原稿サイズに即した画像サイズで印刷データを作成!

小冊子機能ではテンプレートを使って原稿サイズに即した画像サイズで印刷データを作成!

残念ながら、小冊子機能でのプリントでは「ちょっと小さめ」設定で[しない]を選ぶことができません。そのため小冊子機能でのプリントで原寸印刷するためには、原稿データを印刷可能な領域ちょうどのサイズで作成する必要があります。

そこで用紙サイズ・周囲の余白・中とじしろ(製本のための見開きの中央の余白)を考慮した、冊子の仕上がりサイズごとの原寸で作成したテンプレートをご用意いたしました!
この【サンプル・テンプレート】に合わせて原稿を作成していただければ冊子の仕上がりサイズぴったりの「原寸印刷」用データになります!*3 *4

*3 印刷サイズや品質はコピー機内部での画像処理や個別の原稿データの内容によって異なります。このテンプレートはあくまでも目安に基づいたものであり、品質を完全に保証するものではありません。あらかじめご了承ください。

*4 完成した原稿データをテンプレート上で縮小してしまうと、アミやグラデーションのトーンはモアレやつぶれの原因になってしまいます。
【サンプル・テンプレート】の「テンプレートの使い方」に従ってデータを作成してください。

イラスト・企画監修 木野陽 [WEB]